「国有林内での不法投棄防止活動を実施へ 」
国民共通の財産である国有林は、緑と水を育み、登山などのレクリエーションなどにも利用されています。しかし、その一方で、家庭ゴミ、家電品、古タイヤ、ときには自動車までも、不法投棄をする心ない人たちが後を絶ちません。
林野庁は、本年7月を「国民の森林」クリーン月間として設定し、地域の協力を得ながら、「国民の森林」としての国有林をクリーンにする活動を積極的に推進することになりました。
【概要】
1 クリーン活動の実施
全国の森林管理署等において、都道府県、市町村などの関係機関やボランティアの皆さんと連携して、水源地や景勝地など地域との関わりの深い国有林で、清掃活動を実施します。
2 不法投棄の未然防止
地域の関係機関と連携したパトロール活動を推進することにより、不法投棄の未然防止に努めます。
国有林野の面積は、760万ヘクタールあり、我が国の国土の約2割、森林面積の約3割を占めています。これを、都道府県別・市町村別に見ると、都道府県別ではすべての都道府県に、市町村別では、約半分の市町村に国有林野が所在しています。
また、国有林野は、奥山の水源地域に多く存在し、特に東日本を中心に広い範囲にわたってまとまっているものが多いという特徴があります。
各地方における総土地面積に占める国有林野の割合
北 海 道:37% 関東甲信越: 10% 中 国: 5%
東 北:32% 東 海: 10% 四 国: 10%
北 陸:15% 近 畿: 3% 九州 ・沖縄:13%
プレスリリース【林野庁】
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